この記事は、このような人にオススメです。
- サッカーが好きな人
- サッカー日本代表を応援している人
- 日本代表のサイドバックの世代交代について考えている人
2019年2月9日、井手航輔選手がスペイン1部のレガネスと契約を結ぶことが決定しました。すでに背番号も決まっているので、正式な移籍の発表も間もなく行われるでしょう!
スペイン1部リーグには優秀な選手が数多く所属していて、世界最高峰のサッカーリーグともいわれています。
世界最高峰のリーグにあまり名前が知られていない日本人選手が移籍するとなれば、自然と注目が集まりますね!はじめはレガネスの下部組織で経験を積み重ねることになりそうですが、実際に井手航輔選手がスペイン1部リーグで躍動する姿を見るのが楽しみですね。
この記事には、以下の内容が書かれています。
- 井手航輔選手のプロフィールと経歴
- 井手航輔選手の持ち味
- 井手航輔選手の移籍に対するネットの反応
- 井手航輔選手はスペイン語が話せるか
井手航輔選手は米国出身で日本でのプレイ経験はない!
井手航輔選手のプロフィールと経歴をみると、かなり異色な選手であることが分かります。
wiki等を参考にしたところ、高校やユースを含め日本でプレイしたことがほとんどありません!わずかな期間、サンフレッチェ広島ユースの練習に参加したことがあるくらいです。
両親が日本人でありながら日本でプレイした経験がないという意味で、非常にめずらしい経歴ですね!
そして実力は未知数なまま世界最高峰のリーグといわれるスペインへ移籍!一言でいうと…、サッカー界でのこの飛躍ぶりはかなりすごいと思いました。なかなか面白い選手が出てきましたね。
それでは井手航輔選手はどういう選手なのか見ていきましょう!
井手航輔選手の両親は日本人だが米国代表入りの可能性もある!
まずは、井手航輔選手のプロフィールを見てみましょう。
- 本名:井手ウィリアム航輔
- 生年月日:1998年2月13日(21歳)
- 出身地:米国カリフォルニア州アーバイン
- 国籍:米国、日本
- 身長/体重:172㎝/62kg
- 利き足:右
- 血液型:O型
- 家族:両親(ともに日本人)、妹
- 使用言語:日本語、英語、スペイン語、ドイツ語
- 背番号:36
- 所属チーム:レガネス(スペイン1部)
- ポジション:左右サイドバック
- インスタはこちら
本名は井手ウィリアム航輔といいますが、ハーフではなく父・母とも日本人とのこと。
ミドルネームの「ウィリアム」は何を意味しているのでしょうか。さらなる追加情報を待ちたいところですが、祖父か祖母が外国人なのでしょうか。または、米国生まれ米国育ちという事で、キリスト教の洗礼を受けたのかもしれません。
井手航輔選手は両親が日本人なので日本国籍を持っていますが、米国生まれ米国育ちなので米国国籍も持っています。そのため、井手航輔選手が米国代表でプレイする可能性もあるでしょう。
仮に井手航輔選手が米国のフル代表(年齢制限のないA代表)に選出されると日本代表としてのプレイはできなくなります。実際に米国の世代別代表に選ばれたことはありませんが、米国代表候補合宿に参加したことがあり、米国でも高い評価を受けていたことがうかがえますね。
現在、日本代表のサイドバックは長友佑都選手、酒井宏樹選手ともにベテランの選手です。そのため、なるべく早く彼らの後継となる選手を見つける必要があるでしょう。井手航輔選手本人は日本代表に選ばれたら応じることに決めているようです!したがって日本サッカー協会としては少しでも早く日本A代表に呼びたいところでしょう。
米国で高い評価を受けている井手選手が日本代表に選ばれたらとてもうれしいですね!
井手航輔選手の異色なサッカー経歴とは
井手航輔選手のサッカー経歴は日本人の両親を持つ選手としてはかなり独特です。具体的にはどういう経歴を持つ選手なのか、見ていきましょう。
10代の大半を米国でプレイ
井手航輔選手は、以下のように10代の大半を米国のアカデミーやサッカークラブでプレイして、日本を経由せずに欧州に渡っています。
- 2011年:LAギャラクシーのアカデミーに入団
- 2011年~2015年:LAギャラクシーアカデミー
- 2012年夏:サンフレッチェ広島ユースのトレーニングに参加?
- 2015年~2016年:ストライカーズFC
- 2016年~2017年:サンタアナウィンズ
- 2017年:アレマニア・アーヘン(ドイツ4部)
- 2019年:CDレガネス(スペイン1部)
20歳でスペイン1部リーグに移籍!
2018年の冬には練習生としてCDレガネスの合宿に参加しています。そして2019年にはCDレガネスとの契約合意に至りました。20歳でスペイン1部リーグに移籍するのはとてもすごいことです!
スペイン1部リーグといえばレアルマドリードやFCバルセロナといった、チャンピオンズリーグでほぼ毎年上位進出している強豪チームもあり、そして世界中の名選手が所属しているリーグです。
日本人選手では乾貴士選手が27歳、柴崎岳選手が24歳でスペイン1部リーグに移籍しています。しかし、井手航輔選手は20歳でスペイン1部リーグと契約を結ぶことになります。しかも、乾・柴崎両選手が国内外のリーグで実績を残してからの移籍であるのに対して、井手航輔選手は目立つ実績がないままでの移籍となります。それだけ、井手航輔選手の潜在能力が高く評価されているという事でしょうか。
最初はレガネスBチーム(スペイン4部相当)からのスタートになると思います。しかし、順調に経験を積み重ねて1部リーグでもプレイして、数年後には日本のサイドバックを担当して欲しいですね。
井手航輔選手はスピードと運動量が持ち味!
井手航輔選手はどのようなプレイが得意なのでしょうか?まずは動画を見てみましょう。
井手航輔選手は積極的に攻撃に参加するのが好きなようですね。調べたところ運動量が多く、スピードの速さとクロスの質の高さが持ち味の選手のようです。
近年のサッカーではサイドバックの選手にも攻撃への参加が求められています。そのため、サイドバックの選手には運動量とスピードが要求されます。日本の選手でいうと、長友佑都選手のような感じでしょうか?
その意味で、井手航輔選手は世界レベルの選手になる可能性を持っています。井手航輔選手のクロスから日本代表の選手が得点をあげる姿も想像できそうです。
井手航輔選手の移籍に対するネットの反応は?
それでは、井手航輔選手の移籍に関するニュースを知ったネットユーザーたちはどのような反応を示しているのでしょうか?実際にネットユーザーの意見をいくつか紹介します。
アメリカ育ちの日本人選手、#井手航輔 がスペイン1部リーグのレガネス入団へ。
まだ20歳と若く、東京五輪出場も期待されます。
個人的に彼がLAギャラクシーのアカデミー出身というのも興味深い。
MLSのクラブも育成に力を入れてきた結果なのかなと思います。https://t.co/CrFvmBQ3gC— はまじ⚽️エンジョイサッカーを全国に (@hamaji99) 2019年2月10日
まだ秘密兵器の日本人サッカー選手がいた‼️
20歳でスペイン1部に移籍って😲
今まで殆ど気付かれなかったのが凄い✨
キャプテン翼で新キャラ出て来た時ぐらい強引な登場😆
井手航輔選手、要チェックです⚽https://t.co/hF9aOpsjwb— 常夏ブリザード 小林 (@tokonatsu5884) 2019年2月10日
このように20歳という若さと、スペイン1部リーグということで井手航輔選手の将来に期待する声が多数ありました。
ポルティモネンセ(ポルトガル1部) 長島滉大
レガネス(スペイン1部) 井手航輔
トップチーム契約が報道されながら試合に出ないどころかHPの選手紹介にすらいないのに闇を感じる。— ニート鈴木 (@suzuki210) 2019年3月4日
一方でレガネスの所属選手の欄には井手航輔選手の名前がまだ掲載されていないことから、怪しむ声も出ています。確かに、4月23日現在でもまだ選手名簿に名前がありませんでした。
調べたところによるとスペインリーグは現在シーズン中で、移籍市場は閉鎖中であるとのことです。スペインリーグは移籍市場が開放されるのが7月上旬から8月末日までであるため、移籍の正式発表は夏に行われることになります。
となると逆に契約発表が早すぎる気がしますが、これは井手航輔選手の争奪戦に巻き込まれることを恐れたレガネス側が契約だけ先に結んだものと考えることができます。それだけ期待の高い選手であるという事でしょうか。
東京五輪世代の井手航輔がレガネス移籍ということで地味に盛り上がっているが
・移籍したのはレガネスではなくレガネスB
・レガネスBはテルセーラ(4部相当)
・英語を話せるから言語面の問題はない→スペインは英語喋れる人少ないのでスペイン語習得が必要
ということを抑えておいてほしい
— Naranja V.C.F🦇 (@NRNJ_vcf) 2019年2月10日
また上のように過度な期待を戒める意見もありました。
日本のサッカー選手の中には、若くしてヨーロッパのリーグに移籍しても、十分に実力を発揮できないケースも確かにありました。その点で、期待しすぎてあとでがっかりすることになるという懸念も確かにわかります。
しかし井手航輔選手はまだ若く潜在能力も高く評価されていることから、わたしたちは彼を長い目で見守っていきましょう。
井手航輔選手はスペイン語も話せる!
日本人選手が海外で苦戦する場合、技術や身体能力の差によるものよりも言語が理解できないためチームに溶け込むのに時間がかかることによる、とよく耳にします。そのため、現地の言葉でコミュニケーションがとれるかどうかが日本人選手の海外移籍が成功するかどうかの重要な要素です。
井手航輔選手の場合は、プロフィールにも書いたとおりスペイン語でコミュニケーションをとることができます。どの程度話せるのかはわかりませんが、カリフォルニア州の出身ということでスペイン語に接する機会も多かったものと思われます。
また井手航輔選手は自分の将来設計がきちんとできる頭のいい選手でもあるので、早くからスペインでサッカーをすることを目標にして、スペイン語を練習していたのかもしれませんね。
まとめ
この記事をまとめると以下の内容となっています。
- 井手航輔選手が20歳の若さでスペイン1部リーグと契約を結ぶことになった
- 井手航輔選手は両親とも日本人だが10代のほとんどを米国でプレイした
- 井手航輔選手はスピードとスタミナが持ち味のサイドバックである
- 井手航輔選手はスペイン語を話せるので語学面での心配はない
ここまで書いてきて思うのは、この選手はいろいろと面白い選手だという事です。生まれも育ちも米国という事で、日本でのサッカー教育をごく短期間の練習参加をのぞいてほとんど受けていません。日本と米国ではサッカーに関する考え方やトレーニング方法、チーム戦術などがまったく異なったものであることも想像できます。
また米国は多国籍社会なので、井手航輔選手が所属していたLAギャラクシーアカデミーをはじめとしたチームの選手も多国籍であってもおかしくありませんね。10代前半の多くの時期を異なった国や地域出身の選手とともに過ごすという経験は、日本人選手の多くにはできないものです。
井手航輔選手がサッカーに関してどういう考えを持っていて、将来日本代表に選ばれたときに日本代表にどういう影響を与えるのか、と想像しただけでも楽しくなります。
井手航輔選手をこれからもみんなで応援していきましょう!