2020年の東京オリンピックでサーフィンが新種目に選ばれました!
五十嵐カノアという選手をご存知でしょうか?新進気鋭という感じの若者で、サーフィンの世界大会で次々と優秀な成績を収めています!
五十嵐カノア選手は、過去のインタビュー映像がきっかけで吃音や障害ではないかと噂されています。この記事では、五十嵐カノア選手のプロフィールや実績の数々を紹介するとともに、吃音や障害の可能性があるのか調べてみました。
五十嵐カノア選手て誰?
オリンピック種目になったばかりのサーフィンなので、まだ五十嵐カノア選手のことを知らない人も多いでしょう。そこで、五十嵐カノア選手のプロフィールや国際大会での主な成績について紹介します。
五十嵐カノア選手のプロフィール
- 生年月日:1997年10月1日
- 出身地:米国カリフォルニア州 ハンティントンビーチ
- 身長/体重:180㎝/70㎏
- 家族構成:父・母・弟
- 名前の由来:「カノア」はハワイ語で「自由」の意味
- 交際中の女性:テレサ・ヴォンバロ氏
- 国籍:米国→日本(2018年から)、父・母は日本人
五十嵐カノア選手は、名前の響き的にもハーフだと思われがちですが、実は両親とも日本人です。両親ともにサーファーで、サーフィンをするために米国に移住したんだそうです。「カノア」という名前はハワイ語で「自由」の意味で、とてもおしゃれですね。
ちなみに弟は「キアヌ」という名前で、ハワイ語で「山からの清々しい風」を意味します。
サーフィン一家だけに、「風」のイメージにぴったりと合う素敵な家族です。
五十嵐カノア選手が交際中の「テレサ・ヴォンバロ」という方は、ポルトガル国籍で彼女もまたプロのサーファーです。
五十嵐カノア選手はサーフィンばかりしている、と思われるかもしれませんが勉学においてもずば抜けた成績を残し、15歳で高校を卒業しています。スポーツができる人って、勉強は二の次だったりすると思うのですが、文武両道ってかっこよすぎですよね!
五十嵐カノア選手の主な成績
- 2014年 QS1000 『Shoe City Pro』優勝
- 2015年 QS6000 『Mahalo Surf Eco Festival』優勝
- 2016年 QS6000 『Pantin Classic Galicia Pro』優勝
- 2016年 CT 『Billabong Pipe Masters』2位
- 2017年 QS10000 『Vans US Open of Surfing』優勝
- 2017年 CT 『MEO Rip Curl Pro Portugal』3位
- 2017年 CT 『Billabong Pipe Masters』3位
- 2018年 QS10000 『Vans US Open of Surfing』優勝
- 2018年 CT 『Corona Open J-Bay』3位
- 2018年 CT 『Surf Ranch Pro』3位
この表で「CT」とあるのは「Championship Tour」のことです。「CT」は、サーフィンの国際大会の中でも重要度の最も高い大会ですよ。2016年当時、この「CT」に日本人が出場すること自体が初めてのことでした。しかもその「CT」の最終戦で、五十嵐カノア選手は初出場かつ最年少選手であったにも関わらず準優勝しています!
また、「QS」というのは「Qualifying Series」のことです。この大会の重要度は「CT」に次ぐものですが、「QS」で上位に入らないと「CT」に出場できません。「QS」の右にある数字はその大会のレベルを示すものであるとともに優勝者に与えられる得点でもあります。
つまり「QS10000」で優勝することが「CT」出場への近道なのです。ところが、「QS10000」には「CT」に出場している選手も出なければなりません。よって、「QS10000」は「CT」とほぼ同じレベルの大会ということができます。五十嵐カノア選手は「QS10000」で2年連続優勝した上に「CT」で複数回表彰台を経験しています。
したがって、東京オリンピックでメダルを獲得してもおかしくない実力であるといえます。サーフィンって結構奥が深いんですね~。
五十嵐カノア選手の話し方がおかしい?
輝かしい実績を持つ五十嵐カノア選手ですが、あるインタビュー映像がきっかけで思わぬ噂を立てられてしまいました。
それでは、インタビュー映像を見てみましょう。五十嵐カノア選手のインタビュー映像はこちらです。
(日本語版)
(英語版)
いかがでしょうか?確かに、少々聞き取りづらい部分もあると思います。
この発音の影響で、五十嵐選手は吃音なのではないか、とか何かの病気や障害があるのではないか、という噂を立てられたことがありました。とはいえ、外国で育った人の日本語ってこんなものではないのか?という気もします…。
この噂に対して、みなさんはどのように考察しているのでしょうか?
- ろれつが回っていない、舌足らず、滑舌が悪い
- 日本語よりも英語などを使う機会が多いため
- 試合後の興奮やインタビューに対する緊張が原因
とする捉え方が圧倒的多数なようです。
吃音や障害について気になっている人もいるようなので、調べてみました。
五十嵐カノア選手の吃音や障害の噂は本当?
五十嵐カノア選手の吃音や障害の噂って本当なのでしょうか?吃音の原因や、吃音が症状として現れる障害があるのか調べてみました。
吃音とは?
吃音(きつおん)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。
- 音のくりかえし(連発):「か、か、からす」
- 引き伸ばし(伸発):「かーーらす」
- ことばを出せずに間があく(難発、ブロック)
などが話し方の特徴としてみられるようです。五十嵐カノア選手の場合は、音の繰り返しに当たる部分もあるかもしれませんが、単に滑舌が悪いだけのような気もしますね。
五十嵐カノア選手について調べると、「吃音・障害」というようなキーワードがあがってくるので、吃音となる障害があるのかどうかについても調べました。
吃音の原因①:脳機能障害
言葉を話すという行動には脳内の複数の回路が関係しているとされています。その回路のうちどれが機能不全を起こしても吃音になるといわれています。脳機能障害による吃音の場合は、話している最中に不自然な動きをともなうことが多いそうです。
でも五十嵐選手の場合、堂々とインタビューに応じているし、とくに不思議な動きもありませんでしたよね。まぁ、これだけでは判断できませんが、脳機能障害である可能性は低いと感じました。
吃音の原因②:遺伝的要因
吃音の症状がみられた人のうち約半分が、親族にも吃音の症状があると話しています。
実際に弟である五十嵐キアヌさんのインタビューをチェックしましたが、似たような話し方だなと感じました。ただ、吃音というよりは、第二外国語としての日本語のイントネーションのせいかな?という気がします。
そもそもインタビュー映像が少ないので、判断しにくいというのが正直なところですね…笑また新しい情報があれば、追記します!
まとめ
2020年の東京オリンピックで新種目に採用されたサーフィン。
そのサーフィンで日本代表のエースとして期待されている五十嵐カノア選手のプロフィールと経歴を紹介しました。17歳の時から世界のトッププロがたくさん参加する大会で複数回の優勝や表彰台を経験しています。世界での経験と実績は申し分のない素晴らしいものです。
五十嵐選手は、過去のインタビュー映像から吃音ではないかという噂が出ていたので、調べてみました。吃音は脳機能の不全によるものという見解や、遺伝的要因によるものという事例研究報告があります。五十嵐選手のインタビュー映像を見たところ、確かに言葉が聞き取りにくいところがありました。これが吃音なのか、滑舌が悪いためなのか、訛りなのかは結局のところはっきりとしませんでした。サーフィンの実力者であることからも、脳機能障害の可能性は極めて低く、障害の噂はあくまでうわさに過ぎない、ということでしょうか。
これからも、五十嵐カノア選手を応援していきましょう。