スポーツクライミング

【楢崎明智】強さのカギは柔軟性!父の金言で大活躍?兄と東京五輪出場・メダルも?

この記事は、このような人々に向けて書かれています。

  • 東京五輪を楽しみにしている人
  • スポーツクライミングが好きな人
  • 楢崎明智選手が好きな人

2020年の東京五輪で新種目に採用されているスポーツクライミング日本のスポーツクライミングは実は男女ともレベルが非常に高いです。

男子スポーツクライミングでは、楢崎智亜(ならさき ともあ)選手が実績を残していてとても有名です。楢崎明智(めいち)選手は楢崎智亜選手の弟であり、兄弟ともに世界トップクラスの実力があります。

この記事の内容は以下のようなものです。

  • 楢崎明智選手のプロフィールと、主な大会での成績
  • 楢崎明智選手の強さのカギは?
  • 楢崎明智選手を奮起させた父の言葉
  • 兄弟で東京五輪に出場できるか?

楢崎明智選手は長身で、兄はメダル有力候補!

まず、楢崎明智選手についておさらいしておきましょう。

楢崎明智選手のプロフィール

  • 名前:楢崎 明智(ならさき めいち)
  • 生年月日:1999年5月13日(19歳)
  • 出身:栃木県宇都宮市
  • 出身高校:第一学院高等学校宇都宮キャンパス
  • 身長/体重:186cm/60kg
  • 家族:父・母・長男・次男(智亜選手)

楢崎明智選手は幼稚園の頃から兄の智亜選手とともに器械体操をやっていました。高い身体能力と柔軟性はこのころに養われたのでしょう。

楢崎明智選手は小学校2年生の時に一番上の兄に誘われて、智亜選手とともにスポーツクライミングをはじめました。一番上の兄が現在何をしているのかなどの情報は見つかりませんでした。

かぷっちょ
かぷっちょ
なんらかの形でスポーツクライミングに関わっている可能性も高いですよね。

高校は最初は栃木県立宇都宮白楊高等学校に通っていたそうです。しかし、学業とスポーツクライミングの両立のために通信制の第一学院高等学校に転校しました。

かぷっちょ
かぷっちょ
海外で大会に出たり練習することも増えてくるから、学業もちゃんとしようとすると通信制になりますよね。 

楢崎明智選手の経歴

楢崎明智選手の国内外の主要な大会の結果を掲載します(数が多いので8位以内のみ)

2015年3月以前(高校入学以前)

  • 2012年3月:JFAユース選手権:2位
  • 2012年8月:JOCジュニアオリンピックカップ:優勝
  • 2013年3月:クライミング・日本ユース選手権:8位
  • 2013年8月:JOCジュニアオリンピックカップ:3位
  • 2013年12月:IFSCアジアユース選手権:2位
  • 2014年3月:クライミング・日本ユース選手権:5位
  • 2014年8月:JOCジュニアオリンピックカップ:優勝
  • 2014年9月:IFSC世界ユース選手権:4位
  • 2015年3月:クライミング・日本ユース選手権:2位

楢崎明智選手が高校入学以前に残した主な成績をまとめました。中学生の頃からアジアや世界の同年代の選手たちと競争して結果を残していますね。器械体操の成果も表れているのでしょうか?

2015年4月~2018年3月(高校生時代)

  • 2015年5月:全日本クライミングユース選手権 ボルダリング:3位
  • 2015年8月:JOCジュニアオリンピック大会:7位
  • 2016年3月:THE NORTH FACE CUP 2016:優勝
  • 2016年3月:全日本クライミングユース選手権 リード:優勝
  • 2016年3月:クライミング・日本ユース選手権:6位
  • 2016年5月:全日本クライミングユース選手権 ボルダリング:2位
  • 2016年11月:IFSC世界ユース選手権 リード:6位
  • 2017年1月:ボルダリング・ジャパンカップ:5位
  • 2017年5月:ボルダリングユース日本選手権:優勝
  • 2017年6月:IFSCクライミング・ワールドカップ ボルダリング:2位
  • 2017年7月:IFSCクライミング・アジアユース選手権 スピード:6位 ボルダリング:優勝 リード:優勝
  • 2017年8月:IFSC世界ユース選手権 リード:2位 ボルダリング:2位 複合:優勝
  • 2018年3月:日本クライミングユース選手権 リード競技大会:優勝

楢崎明智選手が高校生時代に主な大会で記録した成績をまとめました。2016年ごろから主に国内での大会での成績が安定してきています。

そしてこれは成績をまとめていて気が付いたことですが、2017年以降ボルダリング競技大会での表彰台が急増しています。おそらく2015年~2016年くらいから東京五輪出場を意識し始めたのではないでしょうか。なにしろ、東京五輪はリードのみではなくボルダリング、スピードと合わせた複合種目で争われます。ボルダリングにも本格的に取り組む必要があると考えても不思議ではないですよね。

2018年4月以降(高校卒業以降)

  • 2018年5月:ボルダリングユース日本選手権:優勝
  • 2018年6月:コンバインド・ジャパンカップ:2位
  • 2018年8月:IFSC世界ユース選手権 リード:優勝 ボルダリング:優勝
  • 2018年9月:IFSCクライミング・世界選手権 リード:4位
  • 2018年11月:IFSC-ACCクライミング・アジア選手権 リード:6位 ボルダリング:優勝 複合:優勝
  • 2019年1月:ボルダリング・ジャパンカップ:8位
  • 2019年3月:リード・ジャパンカップ:4位

高校を卒業して以降の楢崎明智選手の成績をまとめました。

2018年には春先に軽度の椎間板ヘルニアになってしまいますが、それでも優勝7回とこれまでで最高のシーズンになっています。

かぷっちょ
かぷっちょ
これだけ毎年毎年成績が急上昇すると、東京五輪での活躍がますます楽しみになりますね!

楢崎明智選手の強さのカギは柔軟性だった!

楢崎明智選手はなぜ強いのでしょうか。楢崎明智選手は身長が186センチもあり、身長が高いことも要因の1つでしょうが、本人は「柔軟性」も重要だと述べています。

楢崎明智選手がいかに身体が柔らかいかを示す数値としては、長座体前屈の全国平均の数値を約20センチも上回っているんだそう。

かぷっちょ
かぷっちょ
僕はかなり身体がかたいので、この数値は信じがたいです。

身長が高いと、自分の身体の近くの足場に足をおきにくい場合があり、その場合に柔軟性で補うそうです。

かぷっちょ
かぷっちょ
なるほど…背が高いとなんでも有利だと思っていましたが、クライミングに関しては無理な体勢をとることも多いですもんね。




楢崎明智選手が父の金言で大活躍?

楢崎明智選手が2018年に大きく躍進するきっかけになったキーパーソンは父だと思います。僕がそう思うのは、このような理由からです。

  • 楢崎明智選手は椎間板ヘルニアの影響によりボルダリング・ジャパンカップと日本選手権リード競技大会を欠場していたこと
  • 日本クライミングユース選手権への出場を決意しかねていた楢崎明智選手に「出られる大会1つ1つに集中してやらないと、プロとして失格だよ」いい、奮起をうながしたこと
  • 父の言葉で奮い立った楢崎明智選手が日本クライミングユース選手権で優勝したこと
  • 日本クライミングユース選手権が世界ユース選手権の出場権がかかる大会であったこと
  • 楢崎明智選手が世界ユース選手権のリード、ボルダリングの2種目で優勝したこと
  • 2018年の楢崎明智選手が優勝7回・準優勝1回と大きく成績を伸ばしたこと

楢崎明智選手が仮に日本クライミングユース選手権を欠場していたら、世界ユース選手権にも出場することができていなかったのではないでしょうか。

かぷっちょ
かぷっちょ
その言葉で奮起した楢崎明智選手はもちろんすごいですが、言葉をかけた父がすごいですよね。楢崎明智選手の椎間板ヘルニアがほぼ治っていることを見抜いたのでしょうか。

兄弟で東京五輪出場・メダル獲得の可能性も!

楢崎明智選手の兄は日本男子スポーツクライミングのエースともいえる楢崎智亜選手です。この兄弟はスポーツクライミングの世界において世界トップクラスの実力があります。楢崎智亜・明智兄弟で表彰台の1位・2位になったこともありますし、兄弟そろって表彰台に上ったことも何度もあります。

そしてこの二人はお互いに尊敬しながらもライバル視する、スポーツをする上で最高の関係にあるといっても言い過ぎではないでしょう!

かぷっちょ
かぷっちょ
このまま兄弟で競い合い、日本スポーツクライミングを盛り上げてほしいですね。

まとめ

この記事にはこのようなことが書いてあります。

  • 楢崎明智選手が世界でもトップレベルの力を持っていること
  • 楢崎明智選手の強さのカギが柔軟性であり、長座体前屈の数値が飛びぬけていること
  • 楢崎明智選手の父の言葉が2018年の大活躍のきっかけであった可能性
  • 楢崎明智選手の兄がスポーツクライミングのトッププレイヤーの1人であり、お互いに高めあう存在であること

このままさらに兄弟で高めあいながら、東京五輪でのメダルを目指してもらいたいですね!