こんにちは、Cappuccioです!
本日は、当ブログ「かぷっちょ博士の徒然記」を見てくださって本当にありがとうございます。
このブログでは、五輪や世界選手権といった大会で活躍することが期待される若手スポーツ選手の情報を主に発信しています。
この記事は、次のような方々に関心を持っていただけるとうれしいです。
- 若手スポーツ選手を応援している方
- 東京五輪を楽しみにしている方
- 体操競技が好きな方
- シモーネ・バイルズ選手を応援している方
女子体操界の絶対女王、シモーネ・バイルズ選手について調べていたところ、なかなか波乱に満ちた人生だなと驚いたので、記事にしてみました。
この記事の内容は以下のようになります。
- シモーネ・バイルズ選手の生い立ちについて(祖父母との生活の話題)
- シモーネ・バイルズ選手の競技生活中に起きた出来事を振り返る
最後まで当記事を楽しく読んでいただけることを願います。
なお、シモーネ・バイルズ選手のプロフィールや経歴、演技の動画については以下の記事で取り上げておりますので、よろしければ合わせてよんでいただけると嬉しいです。
シモーネ・バイルズ選手の生い立ちについて
シモーネ・バイルズ(Simone Biles)選手は、1997年3月14日にオハイオ州コロンバスでうまれました。
しかし母親の個人的事情により、2000年に祖父母の実家であるヒューストン郊外の街に引っ越した後、2003年に母方の祖父母に引き取られて養子となりました。
幸いにも、祖父母はシモーネ・バイルズ選手をとてもかわいがり、彼女も祖父母に対して実の親のように接したので、家庭のことでシモーネ・バイルズ選手が悩むことはなかったと思われます。
インスタグラムにも、一緒に旅行を楽しむなど仲の良さがわかる投稿がたびたびなされています。
シモーネ・バイルズ選手の競技生活も波乱万丈!
幼少時代に生みの母と別れて祖父母とともに生活することになったシモーネ・バイルズ選手ですが、競技生活中にもたびたび波乱に見舞われていることがわかりました。
あわや選手生命の危機!
シモーネ・バイルズ選手が世界選手権で金メダルを獲得するようになる直前の2013年、彼女は選手生命の危機を迎えていました。
彼女はウォームアップ中に平均台から3回落下しました。落ち方の中には選手生命が危ぶまれるようなものもあり、コーチが「もうこれでおしまい。彼女を休ませて」といったほどだったそうです。
この事故による彼女の精神面へのダメージは大きく、ふさぎ込んだり取り乱したりすることも多かったそうです。
シモーネ・バイルズ選手の祖父母はこの事態に対処するために彼女にスポーツ心理学の専門家によるカウンセリングを受けさせたり、新たに体操ジムを立ち上げたりと奔走しました。
ADHDであると告白
2016年のリオデジャネイロ五輪で4つの金メダルを獲得した直後に、シモーネ・バイルズ選手が使用禁止薬物を使用している、という情報が流出しました。
この情報が世界アンチ・ドーピング機構(WADA)から発表された翌日に、シモーネ・バイルズ選手はツイッターでこのように述べています。
— Simone Biles (@Simone_Biles) September 13, 2016
このように自身が発達障害の一種であるADHD(注意欠陥多動性障害)であり、治療のために薬を服用している、と告白したシモーネ・バイルズ選手に対して米国内外から絶賛のコメントがあふれています。
ADHD is not a disability, it’s a super power: Simone Biles #ADHD https://t.co/lkC2CRVcDc
— ADHD Bee (@BeeAdhd786) October 16, 2017
Arguably the greatest American gymnast of all time, Simone Biles has been open about her ADHD. And we love her, and other celebrities, for helping to normalize the condition. https://t.co/aUKIgSu6v3
— ADDitude (@ADDitudeMag) August 15, 2019
医師による性的暴行を受けていたと告白
2018年1月には、米体操協会の元医師Nによって自身も性的暴行を受けていたと告白しました。
Olympic champion Simone Biles speaks out about being a victim of sexual abuse.
This is incredibly brave. pic.twitter.com/vHHOKeUMnu
— BBC Sport (@BBCSport) October 10, 2018
この性的暴行の被害者は140名以上に及び、スポーツ史上最大級の性的暴行事件として社会問題になりました。
腎臓結石にも関わらず優勝したシモーネ・バイルズ選手
2018年の世界選手権・予選のわずか2日前には、腹部の痛みを訴えて腎臓結石と診断されています。
腎臓結石はかなりの大きさで、摘出できないほどだったそうです。
そのため腎臓結石の痛みを抱えながらの演技となりましたが、それでも予選では跳馬で15・966点など高得点を連発して個人総合など4種目で1位で予選通過を決めました。
そして決勝ラウンドでも他の選手を圧倒する演技を見せたシモーネ・バイルズ選手は、金メダル4個など合計6個のメダルを獲得する大活躍となりました。
兄が逮捕される?!
2018年12月31日にクリーブランドで行われていたホームパーティーに「招かれざる客」が訪問してけんかが発生し、3人が撃たれて死亡するという事件が起きました。
この事件で逮捕されたのは、テヴィン・バイルズ氏でした。
テヴィン・バイルズ容疑者はシモーネ・バイルズ選手の兄で、幼いころにシモーネ・バイルズ選手と離れ離れになっていました。
この事件に関して、動揺が隠し切れないシモーネ・バイルズ選手は、twitterに次のように投稿しました。
eating my feelings don’t talk to me
— Simone Biles (@Simone_Biles) August 30, 2019
still having a hard time processing last weeks news pic.twitter.com/GU0nQt2PZY
— Simone Biles (@Simone_Biles) September 3, 2019
世界選手権まで1カ月あまりというタイミングでこのような出来事が起こり、心の整理もつかない状態だったと思いますが、それでも見事に世界選手権で優勝しています。
カウンセリングの先生の手腕もすごいですが、本人の心の切り替え方とかも上手なのだと思います。
まとめ
本日は、当記事を最後まで読んでくださって誠にありがとうございます。
ここで、この記事の内容を簡潔にまとめます。
シモーネ・バイルズ選手は、
- 幼少期に母親の元を離れて、祖父母に大切に育てられた
- 祖父母を親のように慕い、一緒に旅行を楽しむなどとても仲が良い
- 2013年にはウォームアップ中の事故で選手生命の危機に直面した
- 2016年に禁止薬物使用疑惑が出た際、ADHDを告白した
- 2018年1月には、米体操協会の元医師による性的暴行を告白
- 2018年世界選手権の直前に腎臓結石が見つかる
- 摘出しないまま世界選手権に臨み、優勝する
- 2019年8月末に兄が殺人罪などで逮捕される
- 精神的動揺を乗り越えて優勝
シモーネ・バイルズ選手は、2020年で体操の競技生活を終えることを示唆しています。
最後まで彼女の選手生活を温かく見守っていきましょう。