フェンシング

【フェンシング】見延和靖選手の長所は筋肉とリーチの長さ!包丁を使ったトレーニングとは?

こんにちは!Cappuccioです!

東京オリンピックまであと1年となり、各競技共に選手選考に向けた動きが出てきました。

この記事では、フェンシングの競技で日本人史上初の年間王者に輝いた見延和靖選手に着目していきます!

というわけで、この記事は次のような人にオススメの内容になっています。

  • 東京オリンピックを楽しみにしている方
  • フェンシング競技に興味がある方
  • 見延和靖選手を応援したい方

フェンシングといえば、私を含めた多くの人にとっては太田雄貴・元選手の活躍によりつい最近なじみのあるスポーツとなりました。よって、フェンシングという競技自体をあまり知らない人もまだまだ多いと思います。

そこでこの記事ではフェンシングという競技を簡単に説明した後、見延和靖選手の紹介をしていきたいと思います。

フェンシングの競技紹介!エペとは?

フェンシングという競技自体が日本人にとってはあまりなじみがない競技かもしれませんので、簡単に説明いたします。

かぷっちょ
かぷっちょ
とはいえ、私自身もあまり詳しくないのでどこまでわかりやすく説明できるか分かりませんが(汗)

フェンシングの歴史と見どころ

フェンシングは中世ヨーロッパの騎士が戦場で使用していた剣術が起源であるといわれています。フェンシングが世界で統一されたルールでスポーツとして行われるようになったのは1913年に国際フェンシング連盟が設立されて以降です。

こちらの動画を見ていただけると分かると思いますが、約190秒で合計81回得点が動いています。平均して約2秒おきに局面が変化することになります。この展開の速さこそ、フェンシングの面白さであり見どころであるといえるでしょう

かぷっちょ
かぷっちょ
競技者には非常に高い集中力と素早く状況を判断して有効打を決める頭の回転の速さが求められますね。

そして観客も、同じぐらい高い集中力が要求されます(笑)

エペとは?

フェンシングといえば、日本では太田雄貴・現国際フェンシング連盟副会長が北京オリンピックおよびロンドンオリンピックで活躍して有名になりましたが、太田雄貴元選手が活躍した種目はフルーレという種目です。

一方、見延和靖選手が活躍しているのはエペという種目です。

この「フルーレ」「エペ」という種目の名前は、各種目で使用している剣の名前でもあるそうですよ。それでは、フルーレとエペではどういう違いがあるのでしょうか?できるだけわかりやすく説明したいと思います。

こちらの動画が簡潔でわかりやすいですが、「フルーレ」と「エペ」の大きな違いは「攻撃権」の有無と「有効面」の大きさです。

「攻撃権」とは先に攻撃を仕掛けた選手に得点権が与えられるルールのことです。「エペ」には「攻撃権」というルールはありません。そのため、攻撃権を持つ選手と持たない選手が同時に相手の選手に有効な攻撃を決めた場合は、「フルーレ」の場合は攻撃権を持つ選手にのみ得点が与えられますが、「エペ」の場合は両者に得点が与えられます。

「攻撃権」を持たない選手は、相手選手からの攻撃に対して剣を払う事で攻撃権を獲得することができます。

「有効面」とは、攻撃が決まった時にその攻撃が有効であると判定される部位のことです。「フルーレ」では胴体への攻撃のみが有効とされるのに対して、「エペ」では全身への攻撃が有効とされます。

かぷっちょ
かぷっちょ
「エペ」は激しい動きの試合になりそうですが、実際には意外にも慎重な試合になることが多いみたいですね。

見延和靖選手のプロフィールと経歴

それでは、見延和靖選手のプロフィール経歴を紹介していきます。見延和靖という選手は、どのような選手でどういった経歴・実績を持っているのでしょうか?気になるところですよね。

見延和靖選手のプロフィール

  • 名前の読み方:みのべ かずやす
  • 生年月日:1987年7月15日
  • 身長:177cm
  • 血液型:B型
  • 出身地:福井県越前市
  • 出身高校:福井県立武生商業高校
  • 出身大学:法政大学
  • 所属:NEXUS株式会社

見延和靖選手は現在32歳で、過去にオリンピックで活躍した太田雄貴・元選手よりもおよそ1歳半年下という事になります。年齢的にはベテランといっても差し支えないですが、2019年になってから年間王者になるなどまだまだ勢いは衰えておりません。

かぷっちょ
かぷっちょ
東京オリンピックでの活躍にも期待できそうですね!

また出身高校の武生商業高校はスポーツ活動が盛んで、フェンシングやバドミントン、テニスなどの多くのスポーツ部が全国的な有力校となっています。なかでもフェンシング部はリオデジャネイロオリンピックの日本代表選手のうち4名が武生商業高校出身の選手であるなど、全国屈指の強豪校としての地位を確立しつつあります。

見延和靖選手の経歴

見延和靖選手の経歴を紹介します!

年/月 大会名 種類 順位
2010/11 アジア大会 団体 3位
2011/ アジア選手権 個人 ベスト8
2014/9 アジア大会 団体 準優勝
2015/11 ワールドカップ 個人 優勝
2015/12 全日本選手権 個人 優勝
2016/4 アジア選手権 個人 3位
団体 優勝
2016/8 リオデジャネイロオリンピック 個人 6位
2017/3 グランプリ 個人 2位
2017/5 ワールドカップ  団体 3位
2017/10 ワールドカップ 団体 3位
2018/1 ワールドカップ 個人 優勝
2018/8 アジア大会 団体 優勝
2018/11 ワールドカップ 個人 優勝
2018/12 全日本選手権 個人 優勝
2019/3 グランプリ 個人 優勝
2019/3 ワールドカップ 団体 優勝
2019/5 グランプリ 個人 優勝

見延和靖選手がフェンシングを始めたのは高校生になってからで、父に勧められて始めたそうです。トップレベルのスポーツ選手としてはかなり遅い方だと思いますが、それでも約10年間国際大会で結果を残しつづけている息の長い選手になりました。

かぷっちょ
かぷっちょ
中学校時代にバレーボール部に入っていたという少々異色の経歴を持っているけど、反射神経のよさとかはバレーボールで培われたのかもしれませんね!

2012年にロンドンオリンピックに出られなかったことで一念発起して一人でイタリアに修行におもむくなど、行動力と意志の強さが素晴らしいですね!修行の成果が2015年以降の成績の安定につながっている気がします。




見延和靖選手の長所は筋肉とリーチの長さ!

2015年以降の活躍が目覚ましい見延和靖選手ですが、強さの理由はどこにあるのでしょうか?グーグルで見延和靖選手を調べると、サジェストワードとして「筋肉」「リーチ」という言葉がありました。この言葉が見延和靖選手の強さを知る手がかりになると思い、調べることにしました。

見延和靖選手の筋肉画像を紹介!

見延和靖選手の筋肉がどれだけ発達しているのか興味があるので、画像を調べてみました!

 

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Shooting for All Japan Championship 2019 with Mr. Kishin Shinoyama🤺 . 昨年も話題になった全日本選手権のポスター、今年はなんと!#篠山紀信 先生にお願いしました😳穏やかながら迫力満点の現場でした! . そしてモデルは #見延和靖 選手と#才藤歩夢 選手。プロの手にかかるとすっかりモデルみたい。あ、ちなみに今年の見延選手はポスターでは上も服着てます(脱いだ理由はストーリーでどうぞ)。 . クリエイティブチームの手によって、ここからどんなポスターになるか、今からとっても楽しみです✨ . #フェンシング #突け心を #全日本選手権2019 #巨匠 #新米🤺prのつぶやき #撮影風景 #behindthescene #舞台裏

日本フェンシング協会【公式】さん(@fje_fencing)がシェアした投稿 –

こちらが見延和靖選手の筋肉画像です。確かに胸や上腕やわき腹の筋肉がものすごく発達していますね。フェンシングの中でも「エペ」は最大で770gの重さの剣で約3分間相手を突く動作を繰り返す必要がありますから、胸やわき腹の筋肉が発達している方が有利なのでしょうね。

見延和靖選手のリーチの長さは?

見延和靖選手は身長が177㎝であり特別に大柄なわけではありませんが、両腕を広げた長さはなんと197㎝もあります!

かぷっちょ
かぷっちょ
この長さなら、体格の良いヨーロッパの選手とも互角以上の戦いができますね!

フェンシングにおいては腕の長さは大きな武器ですので、これは強いですよ!

見延和靖選手の練習方法は?包丁&100円マジックハンド?!

見延和靖選手の練習方法はかなり独特なものであり、関連ワードやSNSに「包丁」「100円マジックハンド」という言葉が出てきます。それらを使った練習方法はどのようなものなのでしょうか?気になる真相を調べてみました。

見延和靖選手は包丁で集中力を養っていた?!

見延和靖選手は海外遠征に出発する前には包丁を研いで集中力を養っているそうです。これは、2016年に見延和靖選手が越前ふるさと大使になったあと越前の包丁職人とであったことがきっかけであるそうです。

2016年といえば、見延和靖選手の活躍が目立ち始める時期と一致していますね。フェンシングで結果を残すには集中力が大事ですので、包丁を使った練習は見延和靖選手の成績の上昇と深い関係にあるということができます。

かぷっちょ
かぷっちょ
集中力研鑽に使っている包丁は「越前打刃物」という名産品だそうで、スポーツへの情熱とともにふるさとのPRも忘れない見延和靖選手の郷土愛もうかがえるエピソードですね。

見延和靖選手は普段から100円マジックハンドを使用している?!

見延和靖選手は包丁の他にもスポーツの練習用としてはかなり特殊なものを用いているようです。それは100円ショップでも売られている「マジックハンド」です。

「マジックハンド」といえば、高いところにあるものや狭くて手が届かないところに入り込んだものを掴むのに便利なグッズですが、見延和靖選手はこれで普段から近くのものを掴むことを習慣にしているようです。フェンシングの試合において、相手選手との間合いの取り方や攻撃のタイミングの合わせ方の練習などをしているのでしょうか?

かぷっちょ
かぷっちょ
包丁といいマジックハンドといい、特殊だけど身近にあるものを使って結果を残しているところを見ると、見延和靖選手は発想の天才かもしれません。

まとめ

この記事の内容は、まとめると以下のようになります。

  • フェンシングの見どころは試合展開の速さであり、競技者にも観客にも高い集中力が求められる
  • 「フルーレ」と「エペ」の違いは「攻撃権」の有無と「有効面」の広さ
  • 見延和靖選手は高校でフェンシングをはじめ、20代後半で頭角を現した遅咲きの選手である
  • 見延和靖選手は上半身の筋肉が発達していて、腕も長いので欧米の選手と比べて体格面でのハンデが少ない
  • 見延和靖選手は包丁やマジックハンドなどを練習道具として用いるなど柔軟な発想の持ち主でもある

東京オリンピックまであと1年余りとなりました。見延和靖選手もメダルを目指して頑張ってほしいですね。